マジわかるんですけど孫子

「超軟訳」マジわかるんですけど孫子

超絶簡単な言葉だけで説明された、読むだけで孫子が頭にすいすい入ってくるブログです。

2020-06-21から1日間の記事一覧

第五章ノ三:およそ戦いは、正を以って合し、奇を以って勝つ。

ここまでで有利な態勢を築くことができた。 ではどのように戦うべきか。 およそ戦いは、正を以って合し、奇を以って勝つ。敵と対峙するときは、正攻法で進め、奇策で決する。 奇策は得てして、ハイリスクハイリターンだ。 失敗すれば大敗を喫す。 対して正攻…

第五章ノ二:人を形せしめて我に形なければ、即ち我は専にして敵は分かる。

前の記事で、神出鬼没が勝利の鍵であるとあった。 それはすなわち先手を取るということ。 では、先手を取られた敵はどのような動きをするか。 まずは攻め入られた箇所の対処に追われ、次に自陣の弱点を思われる他の場所にも防御線を配置するだろう。 我は専…

第五章ノ一:兵の情は速やかなるを主とす。

風林火山という言葉を知っているだろうか。 甲斐の戦国大名・武田信玄の軍旗に書かれていたと言う言葉だ。 これは孫子からきている、戦い方の指南だ。 Wikipediaによると、旗にはこの「風林火山」という言葉は使われておらず、 実際は孫子の原文の 疾如風、…

第四章:兵は詭道なり。

相手が油断している時にこちらは十分に準備対策をして、最高のタイミングで戦いを仕掛けたら、きっと勝つことができるだろう。 正々堂々と開戦宣誓などする必要もない。 孫武はこう言う。 兵は詭道(きどう)なり。戦争は騙し合い(出し抜き合い)である。 …

第三章:善く戦う者は不敗の地に立ち、しかして敵の敗を失わざるけり。

孫武の生きた時代は、リアル戦国時代。 負けたら死ぬ(やり直しができない) 勝っても疲弊してたら(第三者から)やられる という厳しい世界。 そんな中孫武は2つの原則を掲げた。 原則1:不敗 勝つべからずは己にあるも、勝つべきは敵にあり。「不敗」の態…

超軟訳に大幅加筆して書籍化しました。ぜひ読んでみてください。

筆者の書籍のご紹介

この本で勉強させていただいています。