マジわかるんですけど孫子

「超軟訳」マジわかるんですけど孫子

超絶簡単な言葉だけで説明された、読むだけで孫子が頭にすいすい入ってくるブログです。

第一章:百戦百勝は善の善なる者にあらず。

勝負というものは必ず勝ちと負けが存在する。

誰しも負けたくない。勝ちたい。

勝つために全てをかけて戦う。

しかし、孫武はこう言う。

百戦百勝は善の善なる者にあらず。
百戦百勝することが最善とは言えない。 

戦わずして人の兵を屈するのは善の善なるものなり。
戦わないで相手を屈することが最善だ。

孫武の時代は戦国時代。

自分以外はみんな敵。

敵は一人ではない。

目の前の敵に辛勝した(なんとか勝った)としても、ぼろぼろになったあなたを次の敵が襲う。

勝つのは大事だが、勝ってその結果弱っていては次の敵にやられるリスクがある。

それならば戦わないで済む方法、できれば戦わないで相手を屈服させる方法をとった方がよい。

戦わずに相手を屈服する方法、すり減らずに相手に勝つ方法を考える

漁夫の利

強い相手同士が戦い、消耗するのを待ってから弱くなった相手に勝負を仕掛ける、あるいは相手を取り込む。

真正面からぶつからないこういうしたたかさが役に立つ。

「自分 > 敵」の場合

戦えば勝つ。

しかし、外交や威嚇、交渉によって相手を見方に引き入れるなど、お互いの力を浪費せずに勝負を決する方が上策。

相手が味方に加われば、自陣もより強大になる。

「自分 ≒ 敵」の場合

勝算がなければ戦わない。

最良は相手の意図を見破って封じること。

次善は敵の同盟関係を分断して孤立させること。

「敵 > 自分」の場合

相手の方が強い場合。

退却し、勝算がなければ戦わない。

真正面からぶつかるだけではいけない。

戦いでの消耗をできるだけ避けて勝つことをまず考えよう、という話。

次回予告

そもそも、そういった戦略を取ろうにも、敵と自分の力量を比べることができないといけない。

そのためには・・・

chiwahi2.hatenablog.com

お楽しみに!

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